平穏な日々

毎日を静かに楽しく暮らしたい…と思ってます。

プレッシャーと戦う8才

昨日は次女の書き初め大会。幼稚園から参加して今回3回目。過去2回は大賞(1番の賞)をもらっている。そして今回も当然のように狙うは大賞。練習中から今年のデキはよいと先生に褒められ結構安心していた。最後の練習でも良い仕上げができたと太鼓判を押され、今年はなんだか楽だなぁと思っていたのに、本番で落とし穴が。緊張して全然上手く書けなかったらしい。5枚用意された半紙のうち、最後の最後に書いた1枚がなんとかできた作品で、でもそれも最後の一文字がかすれてしまって普段なら駄作。審査員の一人である教室の先生も「なんだぁ?この作品は」と思ったくらいひどかったらしい。過去2年は緊張はなかったと思う。ひょうひょうと自分のスタイルで書いてきた。先生は会場で書くと普段の力が出せないのが当たり前と言っていたが次女に限ってはそういうものは無縁だと思っていたのに。なんだろう?年を重ねていろいろな経験が緊張感を産むのだろうか?成長の過程なんだろうか?私自身はその作品を見てないので何とも言えないのだが、次女自身がダメと言ってるのでダメなんだろうなぁと思い、夫は持ち帰ってきた残りの4枚の作品を見て心の中で悲鳴を上げていた。そこにあったのは練習中の字よりもずっとずっと下手な字。元気のない字。緊張感がこれほどまで変えてしまうんだろうか?8才当時の私はプレッシャーなんてものを知らずにのほほんと暮らしていたので次女の心の中がわからないのだけど・・・今回のことはショックだったし、すごく勉強になった。やっぱり油断禁物なんだなぁ。しょうがないよと気持ちを切り替え、来年に向けてがんばろうと話し合った。
そして思ったのは、私はこういう時にかけてあげる言葉を知らないということ。話す言葉、話す言葉、次女を傷つけているんじゃないかと気になった。時間が経つうちに次女も元気を取り戻していったけれど。
夕方になり先生より結果の電話があった。なんと、2位だったとのこと。そして2年生は大賞が2人枠ということで大賞も取れたのだった。ただ先生からは「普通ならおめでとうだけど次女に対してはおめでとうとは言えないね」と言われ「その通りです」と言う私。「今回のことが良い薬になってくれればいいね」と先生。「その通りです」私。ぎりぎりセーフでもらった賞。うれしいようなうれしくないような、ちょっと複雑な気持ち。
たかが習字だけどいろいろ考えさせられ非常に疲れた1日だった。

プレッシャーという言葉で思いつくのは箱根駅伝。お正月はいつも出かけてしまうのでリアルタイムで見ることができないのだけどダイジェスト版を見ていても涙・涙になってしまう。毎回すごいドラマがあるけれど、このドラマの裏側にはいつも非情なほどのプレッシャーと戦っている選手たちがいるんだなぁ。