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先日のこと、夫が「俺の本業はどっちなんだろう？」と言いだした。
今まで父から引き継いできた仕事と新しく始めた仕事はまったくタイプが違い、職人VS営業みたいな感じ。
最近始めた仕事の営業が面白くて仕方ないらしい。特に顧客の層が違うからかな。
以前からの仕事は相手は１００％自分よりも年上の男の人、対して新しい方は若い女の子もたくさんいる（研究員さんのような仕事をしてる人かな）。そりゃ、若い女の子相手の方が張り合いも出るだろうし楽しいよね−。
一昨日までは大阪、東京で営業の仕事をしてたくさんセールスし、昨日は機械相手に油まみれになって仕事をする。混乱して当然かな。それも今までの仕事が天職と思ってやっていただけに。
父からの家業を当たり前のようにやってきた夫だけど、また違う自分を発見できることはラッキーなことなのかもしれない。二足のわらじをこれからも上手に履きこなして欲しいと思う。

船場吉兆の廃業が決まったとニュースでやっていた。きっと彼らも当然のように吉兆の仕事をしていくことが任務というか使命だったろうに、これからどうするんだろう？なんとなく暗く重い気持ちになる。当然の報いといってしまえばそれまでだろうけれど。