京都でのあれこれ(2)
京都の通りで寄り道しすぎて紅葉鑑賞を忘れていた・・・。4時過ぎになって蹴上駅へ向かう。目指すは南禅寺。始めて行くところだけど駅からも人の流れができていて迷うことはなかった。素敵な紅葉が広がっていたけれど、なんというか紅葉慣れ?みたいなもので感動が薄まってしまっている。まったく慣れとは恐ろしいもので。一通り見終わるとすでに夕暮れ。南禅寺の塔頭・天授庵でライトアップがあるというのでそちらの行列に並んでみた。1時間は並ぶと最初は言われたけれど30分程度で済んだので良かった。中にはいると幻想的な世界が広がって・・・これはこれで素敵。ライトに照らされた紅葉が作り物のように美しい。ずるいほど美しい(写真)。
予約時間に少し遅れて祇園迦陵に到着。品のいい感じの店内。お値段は7,800円の1コースのみ。祇園ではお値打ちな方なのだろう。老舗の料亭ではないようだったが、若い職人さんがきびきびと仕事をしていた。お料理の内容は
- 鮟肝ポン酢ジュレ
- きのこスープ
- 前菜(見た目もきれいな八寸)
- 向附(マグロ、平目のウニ巻き)
- 蟹身丈の椀物
- 鰆の味噌漬け
- 小蕪と海老芋の含め煮
- 鮟鱇の唐揚げ
- 栗と銀杏の飯蒸し
- 海鼠と帆立の霙和え
- おくどさんごはん(鮭といくらの釜飯)
- デザート(ティラミスと紅茶のアイス)
電話で予約した時に何か苦手な食材はありますか?と聞かれたが特にないと答えた。まさか、まさか海鼠(ナマコ)が出るなんて思っても見なかったし。ちょっとだけ食べたけどあの姿を想像してしまいやっぱりダメだった。量的にはどれもそれほど多くないけれどこれだけの品数が出るとかなりお腹いっぱいになる、しかも釜飯はお代わりありだったし。目の前で炊きあげてくれる釜飯はやはりワクワクした。
ホテルに戻り、チェックイン。お腹はいっぱいだったけど15階のラウンジに行ってみた。夜景がきれいに見えるけれど…京都の夜景はあまりだったなぁ。仕方ないけど。充実した1日目だった。